おいでんせぇ高梁

さんじゅーろー

備中松山城の城主は、2018年7月の西日本豪雨災害の後、備中松山城三の丸付近で保護されたオス猫なのです！備中松山藩出身の新選組隊士「谷三十郎」にちなみ、さんじゅーろーと名付けられました。日々城内見回りをして曲者はおらぬかと、城主としての勤めを果たしておりまする。すっかり「猫城主」のいるお城としても有名になりました。

なんとも可愛らしい、ひとなつっこいお殿さまに会いにお越しください！

紺屋川美観地区

JR伯備線「備中高梁駅」から徒歩約15分。紺屋川の川沿いに桜と柳並木が続いており「日本の道100選」にも選定されています。桜の季節には夜にボンボリ点灯が行われます。県下最古の教会「高梁キリスト教会堂」もあり、明治洋風建築としても貴重なものです。

全国で5箇所しかない「スタバ併設のおしゃれ図書館」高梁市立図書館

TSUTAYAが運営する備中高梁駅改札出口から直結しているという便利な立地の図書館。

「本と人との出合いと交流を通じて幸せに暮らせる街づくりに寄与する施設に」「市民がワクワクするような企画を」との目標を掲げ、講演会、ワークショップ、親子読み聞かせなどのイベントも定期的に開催されています。

本に囲まれ、coffeeを飲みながら、ゆっくりとした時間が流れます。

国指定名勝の庭園「頼久寺庭園」（らいきゅうじていえん）

頼久寺は、足利尊氏が諸国に命じて建立させた安国寺の一つです。その中にある庭園は桃山時代〜江戸時代に活躍した大名茶人小堀遠州による作庭です。

どの季節でも心静まる枯山水庭園。5月頃のサツキの花が咲きほこる季節にもぜひお立ち寄りください。

『風をあつめ、風を起こす』石の風車『うかん常山公園』

ＪＲ伯備線「備中高梁駅」より車で約30分。巨大な石の風車が町のシンボルとして公園に何個も設置されています。微風でも回る巨大な石の羽根。

その仕組みは公開されていません。

高梁市の公式サイトでは、「過疎と高齢化が進む知名度の低い山間の小さな町の将来を、それぞれが真剣に考え、知恵をしぼる中で、夢を描けるものとして具体化したのです。ここに住む人々の、まちづくりへの熱い思いや、ここに集う多くの人々の、いろいろな気持が融合することが魅力になっているのです。だから、大きな石の羽根が、静かに優しく回るのです。」

と記されています。

石の風車はただ物珍しいだけの建造物ではなく、町に住む人々の気持ちが込められたモニュメントなのです。

雲海の見える標高654mの弥高山公園

ＪＲ伯備線「備中高梁駅」より車で約50分。標高654mで麓から約60mの標高差のある弥高山を中心とする17haの弥高山公園は、春は10万本のツツジ、初夏はアジサイ、秋には紅葉・雲海が見頃となる自然豊かな公園です。

日本のイメージカラー「ジャパンレッド」を創出した日本遺産「吹屋ふるさと村」

ＪＲ伯備線「備中高梁駅」より車で約45分。標高約550メートルにそびえる山村。江戸時代、赤の顔料「ベンガラ」の産地として栄えた独特の歴史があります。当時としては驚くべき先進的な思想の下、赤銅色の石州瓦とベンガラ色で町全体が統一された建築がなされました。その「ジャパンレッド」の町並みが何とも印象的です。町並みを見るだけ・歩くだけでも楽しいのですが、歴史を知るとさらにその風景に郷愁を感じられるのではないでしょうか。

ベンガラ窯元の邸宅、ベンガラ工場跡、銅山の坑道跡、映画『八つ墓村』等のロケ地の豪邸「広兼邸」を巡りながら、町並み散策、そして「ベンガラ型染め体験」はいかがでしょう。

ベンガラ色で統一されたノスタルジックな風景をお楽しみください。

雲海に浮かぶ｢天空の山城｣

JR伯備線「備中高梁」から車で約10分の位置にある備中松山城。標高430m高さの山にある備中松山城は、なんと現存天守が残る山城では日本で唯一無二の存在です！

険しい山肌の上に築かれた備中松山城は、2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』のオープニングに登場しています。江戸時代に修築された天守、二重櫓、土塀の一部が国の重要文化財に指定されています。

展望台（雲海展望台）からは天守を横から眺めることができます。特に秋から春にかけての早朝には雲海が一面に広がり、運が良ければ写真のような「雲海に浮かぶ備中松山城」を見ることも出来ます。

城とは敵を拒む防御施設。登城に少々？の体力は使いますが、ワクワク感と達成感を味わっていただきたいと思います！